インクジェットダイレクトプリントについて
■インクジェットダイレクトプリント
ガーメントプリンターで専用の顔料インクを使ってTシャツなどに直接プリントします。
黒い紙の上に赤ペンで描いてもきちんと発色する事が出来ないように、濃色生地にプリントをしても綺麗なプリントはできません。
■ホワイトインクジェットダイレクトプリント
ホワイトインクジェットダイレクトプリントは最初に白インクをプリントし、その上からカラープリントをする事で綺麗な発色でプリントできます。
濃色生地にも綺麗なプリントが可能です。
■プリントサイズ
30cm×40cm以内
となります。目安はA3用紙くらいの大きさとなります。
■インクジェットダイレクトプリントの長所
(1)版代がかかりません。
(2)短納期に対応できます。
(3)何色使ってもコストは変わりません。
(4)フルカラー対応ですので写真やグラデーションの表現が可能です。
■インクジェットプリントの短所
(1)金色、銀色、蛍光色のプリントができません。
(2)化学繊維への対応ができません。(綿ポリは可)
(3)段差のある加工箇所へは広角塗布となるためプリントができません。
■インクジェットダイレクトプリントの発色
※上記の参考画像はモニターで見るカラーチャートとインクジェットダイレクトプリント、ホワイトインクジェットダイレクトプリントでのチャート出力の対比です。
データ上のカラーをモニターで見る際、カラーチャートはRGBになります。
インクジェットダイレクトプリントはCMYKの4色インクで色を表現しています。(ホワイトインクジェットダイレクトプリントのみ白を足した5色)
インクジェットダイレクトプリントは直接生地にインクを塗布して仕上げます。
生地の表面にインクを染み込ませるため、原色系は影響はありませんが
中間色は生地によっては染み込み方に誤差があるため、色の差異が発生する場合があります。
ホワイトインクジェットダイレクトプリントはカラーインクを塗布する前に白インクを塗布し、
発色のサポートをします。ただし、生地色の隠蔽(いんぺい)性が強くなるため
こちらも色の差異が発生する場合があります。