昇華プリントについて
昇華プリントの特長
昇華プリントとは昇華インクを使って転写紙などに印刷した紙に高温の熱をかける事で、インクが気化し繊維に色を浸透させる独特に加工方法です。生地に浸透させるため表面には印刷した違和感が全く残らず、風合いがやわらかく、気化した粒子の細かいインクが繊維に染めこむため特に写真やCGなどが特にきれいに印刷できるのが特徴ですが、素材は白生地のポリエステルが入った素材に限定され、綿製品に昇華プリントしてもインクは止まらず繊維を突き抜けていきます。
マグカップに写真をプリントというサービスを見かけた事がある方もいると思いますが、これもマグカップ自体にポリエステルの層(レシーバー)がマグカップに塗布してあります。綿製品にもレシーバーを綿製品に引く事で綿Tシャツにも印刷できなくはありませんが、違和感がありクオリティは高くありません。
昇華インクの昇華(気化する)温度は高温で190度~210度ほどの高温をかけますので、混紡素材の場合は生地を傷める場合があります。こういった熱をかけてプリントするものは、プリントした後でも熱をかけることでインクが気化しますので、(※注意)例えば洗濯後に乾燥機にかけると、別のポリエステル素材に色が飛んでしまう事がありますのでご注意ください。
サッカーのユニフォームなどで派手な柄の入ったユニフォームなどは昇華プリントで印刷されており、通常の熱をかけるだけでなく、真空にして転写をする事で繊維の奥まで浸透させ色飛びを抑えています。
昇華の「良い」「悪い」は、昇華インクの種類と転写紙の質、転写する機械で変わります。昇華インクは世界中の色々なメーカーが販売していますが、インクによって昇華温度も変わり、昇華率も変わり、転写紙も昇華率の高い紙と低い紙では仕上がりは全く異なります。
≪必ずお読みください≫
お客様からいただいたデータをそのままプリントしております。色味はご使用のモニターや環境によって見え方も多少変わりますので、製品とお客様のイメージしている色味とは多少異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
色校が必要な場合は別途費用が発生する場合がございます。
長 所
(1) 生地に色が浸透するためプリントの違和感が全くありません。
(2) 写真画像、グラデーションなどではどの加工方法よりも美しくプリントできます。
(3) プリントのはがれや色落ちなどは一切ありません。
(4) 伸縮にも強く通気性もありプリント面がひび割れする事はありません。
短 所
(1) 白のポリエステル素材に限定され綿製品にはプリントできません。
(2) 長時間の紫外線にあたると色あせしやすいです。
出荷について
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